【コラム】ホントの話をしよう!2

知的障がい者の明日を考える会
(障がい者福祉研究所)
代表 足高慶宣

2022年7月8日、元内閣総理大臣の安倍晋三氏が銃撃を受け、ご逝去されました。
少なくとも現代民主主義において、暴力により言論や思想信条が弾圧されることが正当化されることは許されることではありません。
心より安倍元総理のご冥福をお祈りいたします。

□政治家の覚悟

安倍元総理が凶弾に倒れる。

この衝撃で、「政治家は本来命がけの職業」ということに多くの皆さんも気づいたのではないか。

昔、東京のニューオータニホテルで私がエジプトのモバラク大統領(当時)に会ったとき、大統領の警備が凄かったので御本人に「なぜ?」ってお伺いしたら、御本人から「自分は、サダト大統領が銃弾に撃たれた時、その返り血を浴びている。」とお答えを受けた。

本来、政治は国家・国民の生活・生命を左右する職業なのだから、それはウクライナの現状を見るまでもなく、命がけの職業であることは当たり前。

歴史を振り返れば、民主主義は多くの人々の血の上に成り立っている制度であり、今の平和な日本の状況が当然と思ってはいけない。

□現代民主政治の基本ルール

政治家になろうと思えば、この選挙戦で勝ち残らねばならない。

そのためには、必要経費としての「金」(=ウクライナでもゲレンスキーが言っている戦費)もいるけれど、結局は「票」を獲得しなければ敗北する。

いくら戦費を、いくら軍事支援物資をアメリカから送られても戦場で敗退すればウクライナは消える。

逆に「票」さえあれば、政治家として生き残れる。

もし、同じ思い、同じ志があるならば、その思いを具体的に表現するには「票」で表現するのが、民主政治の根本的ルールだ。

□参議院選挙への影響

安倍元総理が凶弾に倒れるという痛ましい事件により、弔い合戦の思いもあり、これまでの予想以上に自民党が参議院選挙で大勝する可能性もある。

だけど、同じ自民党の候補者たちの中でも、いろんな意見があり、いろんな思い、いろんな支持団体があり、みんな違う。

それだけに、私の、私たちの望む福祉政策を実行するために協力をしてくれる候補者に「票」を集めないと、永久に、私たちは「空から果報が落ちてくるのを待つ」状態になる。

だから、投票には絶対に行って欲しい。

そして、投票用紙2枚目の比例全国区の欄には、政党名ではなく「個人候補者名」を書いて欲しい。

個人名を記載しないと本当に、もったいないのだから。

前回も、1400万人もの方が「自民党」と書いたのに、個人候補者は300万人しか書いていなかった。1400万人の1割、140万人だけでも、私たちと一緒に、障がい者福祉に目を向けている候補者名を書いていたら、10人以上の力強い参議院議員たちが生まれていたはず。

自民党の中でも厚労行政に一番詳しく、厚労省に厳しく、厚労省の憎まれ者であった「木村よしお」氏は、国民の損得勘定からして落選するわけがなかったのに、あえなく落選。

もったいないことは、やめよう。

「そのだ修光」も同じ。

6年前の選挙で何とか当選しているけれど、ギリギリだった。

あれほど、老人福祉問題に詳しい人間、現場の施設たたき上げの人間、それだけにリアルな問題に詳しい人間はいない。

私が、障がい者福祉政策のために応援をしている「候補者」たちを再度記載します。

<比例全国区【投票用紙2枚目】>

そのだ 修光

今井 絵理子

自見 はなこ

小川 克己

木村 よしお

<地方選挙区【投票用紙1枚目】>

1枚目の、地方選挙区では、

三原 じゅん子   神奈川県

朝日 健太郎    東京都

猪口 邦子     千葉県

松下 新平     宮崎県

この候補者たちが生き残れるかどうかで、今後の障がい者政策が大きく変わる。

私が生きている限り、この候補者たちが当選すれば、必ずそれなりの仕事をさせるし、それなりに政治・政策を転換させられる。

みんなで、ホントに政治を動かしてみようよ。