施設名:社会福祉法人 むくどり
部署名:イクトスマイム
都道府県:東京都
内容:
【施設について】
当施設は知的障害者を主とした生活介護サービスの障害者支援施設で、中重程度の障害の方を主とし入所45名、通所10名、ショートスティ5名定員の施設。5月18日現在、利用者、職員共体調不良等の感染が疑われる者は出ていない。
【緊急事態宣言後】
入所利用者は4月8日より施設閉鎖とし作業及び活動を停止、所内で不要な接触を避けフロア単位(10名程)に分かれ生活をしている。現在は検温の後、室内での体操や人混みを避けて公園を2~3名のグループで散歩又はドライブなどを行っているが店舗での飲食、買い物は禁止している。また自分からマスク、手洗いをきちんとできる利用者はほとんどいない。
また帰省や保護者との面会は禁止としているが衣類等差し入れ、電話は可とし保護者からは理解と協力を頂いている。但し利用者は精神的にかなり不安定な状態が続いている。
閉鎖が確定する前に自宅待機希望を確認したが選択し帰省された方は2名。多くの保護者の場合、閉鎖期間が未確定で保護者自身が高齢若しくは片親であり帰省を選択する余地はなかったものと思われる。
業者等、外来者については必要最低限に絞り利用者との接触はなし、マスク使用、手洗いを励行し立ち入りを認めている。
通所利用者は自宅待機とし手紙や電話等で定期的に近況を確認しているが保護者の負担は手紙や電話の様子から多大なものと推察される。また3名の方は家庭の事情から閉鎖が確定する前にショートスティ利用されている。
【職員】
職員は殆んど公共交通機関を利用し通勤。体温チェック、こまめな消毒を行い支援業務についているが家庭に子どものいる職員を始め、皆不安を訴えており。所内で利用者、職員共に感染者が出れば利用者支援は困難となるものと考えられ可能な限り感染防止のため在宅勤務、時差出勤を勧めている。
【今後】
施設再開に向けて具体的な時期等決まってはいないが政府の判断と主治医の意見を聞き決めたい。内容についても感染防止を最優先とし例として入所者と通所者を分離、人数や時間の制限を設けてから始めるなど感染防止を最優先に検討して行く。
マスクの着用、消毒の徹底を継続していく。マスクは以前に寄付されたものがあり使用していたが残り僅かで自家製マスク制作を行っている。消毒用アルコール等についても在庫がなくなりつつあるがいずれも市中に出回り始めたようなので期待したい。
【運営】
入所利用者及び通所者の自宅待機による収入減は5月末までの閉鎖として約400万円の収入減となり長引けば経営に影響することが危惧される。