施設名:さつき福祉会
部署名:なし
都道府県:なし
内容:
アンケートのお願い文書を送付いただきましたので事業所の立場から、特に困っている4点を上げました。参考にしてください。
新型コロナウイルス感染症が原因で困っていること
【事業所の立場から】
問題点の概要
- ガイドヘルプ、ホームヘルプの利用が激減してる。
- 早期にPCR検査が行われないために利用者、家族、職員の不安が増幅されている。
- グループホームでは熱発者が出ても支援を続けないといけないが、場所を限定すること、職員を固定すること、防護服での対応にも限界がきている。
- 授産製品の売り上げが激減しており、利用者工賃の支払いが難しい。
具体的事例
1.事業所収入の落ち込みで運営存続の危機になっていること共に、登録ヘルパーが利用社宅に行きたがらないことと、仕事(ガイドヘルプ)の激減により、他の職種に流れている。コロナが治まってガイドヘルプの需要が増してもその際に対応できる職員がいなくなってしまう。
2.熱発しても4日以上経たないとPCR検査をしてくれない。医師も診てくれない。結果がでるのは2、3日後。現在は少し緩和されたが、PCR検査の結果がでるまでは、本人、家族、職員が非常に不安なままの対応となる。対象者の濃厚接触者も健康管理が必要になる。周りが非常にナーバスな状態となる。少しでもPCR検査が早くできれば対応する時間も短くなり、利用者、家族、職員のストレスも大幅に軽減できる。
3.グループホームでは、その間、コロナの疑いのある者として熱発者の支援をずっとしないといけない。上記のような1週間の間、グループホーム内で他の利用者との接触を避けて、クリーンゾーン、グレーゾーン、レッドゾーンとを分けての介助は困難を極める。熱発者対応は一定の職員(こちらでは5人)に限定して日中も夜間も順番に支援していくことになるので、特別にその人数の職員の確保が必要になる。防護服、手袋、マスク、ゴーグル、簡易トイレ等々も必要になり、熱発者が多数でると対応ができない状態。上記の対応を続けるにも、歩き回る利用者だとグループホーム内でクリーンゾーン、グレーゾーン、レッドゾーンと区分けすることは不可能に近い。備品もはじめは使い捨てで対応していたが、使い捨てできるだけのストックがなくなっている。別室対応でいられるように別の部屋を借りたが、それらの費用、人件費等々、余分にかかっているが、そのため補助がない。そもそも、泊りの職員を学生アルバイト等に頼ってきた中で、人の手配ができなくなってきている。
4.パン屋の売り上げ減が一番厳しい。店舗営業、ネット販売もしているが、普段、出張販売していた職場への出入りが全くストップしてしまったので、売り上げが半減以上している。このままの状態が続けば工賃も半減以上してしまう。