施設名:障害者支援施設 聖心園
部署名:なし
都道府県:大分県
内容:
問題点の概要
1、入所利用者の外出制限
外出自粛を受けて、入所利用者さんが外出できなくなり、精神的に不安定になった。
2、外部講師制限
クラブ活動やリハビリ等の講師が来園できなくなった。
3、入所利用者に基礎疾患を持つ方のリスクが高くなった
4、在宅利用制限
5、職員のモチベーションが下がった
具体的事例
1、入所利用者の外出制限
毎月実施してきた市内等への外出、買い物ができなくなったことで、一部の利用者さんが壁を叩いたり物にあたって破損した。又、表情がなく、動作緩慢になった。
2、外部講師制限
外部からの入園制限をしていたため、生け花クラブ、演歌ビクス、音楽クラブ、動作法の外部講師が来れず、楽しい時間を過ごすことができなくなった。又、作業療法士や理学療法士、言語聴覚士、歯科衛生士も来れず、リハビリや経口維持、口腔ケア等の専門的な助言を受けることができなくなった。
3、入所利用者に基礎疾患を持つ方のリスクが高くなった
職員による感染の可能性がある中で、呼吸器系や免疫に疾患を持つ方のリスクが高くなった。
4、在宅利用制限
短期入所や日中一時支援事業を止め、外部からの感染防止対策としたため、今まで利用してもらってきた在宅利用者の大半が約2か月半の間、自宅にとどまる(他事業所を使っている方は少ない)ことになり、家で暴れたり、家族が仕事に行けなくなったりしていた。
5、職員のモチベーションが下がった
陽性者が病院に不適応を起こし、入院ができない場合には施設で見る可能性があるとの通知があり、有症者を支援する職員を募ったが、「支援するなら辞める」「出勤しない」との意見も聞かれた。