施設名:社会福祉法人 明和会

部署名:共同生活援助事業所 ホームピンネ

都道府県:北海道

内容:

①利用者様対応について

・私どもGHでは、北海道より出された緊急事態宣言後より、外出の制限を行っております。当初は、すべての外出(帰省も含む・近隣市町村も)を禁止としております。やはり、利用者様にとっては外出が楽しみにしている方も多いため不満等はありました。ただ、それはテレビなどを通じ利用者様も理解して頂ける方も多かったので、致しかたない部分がありました。不満というのも、私たちとは変わりませんし、ただアクションが他者(健常者)から見ると大きいだけですので、支援者から困るといった事はありませんでした。

その中でも一番困ったのは、特定の場所に行くルーティンを持った利用者様(自閉傾向の方たち)です。予定変更がきかず、混乱する様子が非常に多かったです。こういった時に代替えがきかないつらさを感じました。

その他、帰省も中止としましたが、家族様の理解も得られ混乱する事はありませんでした。

現在では、町内のみの外出は可能とし、余暇の幅が少し広がり利用者様のストレス軽減が図れてきております。

②職員の動きについて

・職員のモラルの徹底を図ることは大変でした。制限があることは理解していると思いますが、【大丈夫だろう】ともっている方が多いように感じました。その反対で、【こんな状況なので仕事に行けない(不安・恐怖)】を訴える職員もおりました。その為、正しい知識を得る為、厚生労働省のマニュアルをもとの内部研修・及び毎日職員に対しモラルを持つことを繰り返し訴えてまいりました。幸いにも、私ども管内の感染者は少ない状況にはあります。ただ、いつ何時かかるか分からない不安感は持って頂くような話をしました。こういった時は不安感を与えることはいけないと思いますが、この社会状況は歴史的に見ても重大事件に位置付けられることですので、そういった思いを込め伝達致しました。

③感染対策

・対策については、上記の内容でございます。ただ、国・行政・振興局等から通知が来ますが、『発信しているでしょ』と言わんばかりに通知が多すぎと感じます。こういった時に感じるのは、『連携不足』『自分の仕事以外は興味なし』といったマイナス部分が際立ちました。そうは言っても、情報は大事ですので、その中から自施設にあった形のものを抜粋し分かりやすく伝えるようにしました。
マスクやアルコール類に困ることはありませんでした。マスク不足になることは目に見えていましたので、早期に在庫を持ち対応する事が出来ました。感染予防の為の在庫もありましたので、全職員1箱(50枚入り)配布しました。普段の生活にも緊張感を持って頂きたいのと、【かからない・予防意識を持つ】という思いを込め配布しました。その他にも、ご家族様及び国からマスク(手作り含む)の寄贈がありましたので使わせて頂いております。

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