施設名:社会福祉法人 豊明福祉会
部署名:なし
都道府県:なし
内容:
●新型コロナウイルス感染症の拡大及び対応が原因で、障がい児者とその家族、及び事業者の皆様が直面している問題点、困っていることなどを回答。
<事業所の対応>
・厚労省より連日通知文が届いていましたが、この量の通知文を読む時間が足りませんでした。通常時よりも支援上の配慮が多く、館内の消毒などの業務が増え、保護者や利用者への問い合わせなどへの対応も重なっている状況において、障害児者の生活を支えている私共のような事業所への負担は大きくなる一方でした。
・「事業所ですべきこと」として最善は尽くしていましたが、消毒薬、不織布マスク、泡石けんの品不足には本当に困りました。手洗い支援では多くの方が全介助のため、また障害ゆえに何回もし直すことが難しいのが現状です。支援中の接触を少しでも減らすためにも、手洗いが不十分な方へは手指の消毒が欠かせません。マスクも同様です。介助中においては、身体的な距離が近づくことが避けられません。このため、マスクが欠かせません。泡石けんについても、手洗いが難しい方が、手の上で固形石鹸を泡立てることは難しく、固形石鹸を使いまわすことは避ける必要があり、泡石けんも欠かせません。とにかく、国が感染予防について指示するなら、これらの物品を迅速に配布していただきたい。
<感染者が発生した場合の対応>
・障害児者の方が、テレビで報道されているように「一人で入院」「家族の面会不可」はおそらく不可能と思われます。病院の設備や体制含め、最重度の障害児者が感染した場合の入院スキームを明確にしてほしい。(通知文では、短期入所などの施設を利用するとなっていますが、感染者を受入れできる施設は皆無なのでは。)(自宅で看護して、重症になっても入院できず、見捨てられるのではないか、と疑わざると得ません。)
<その他>
・学校の休校などの連絡が遅く、対応に振り回されました。
・「自分が感染していたら」「自分から感染させてしまうのでは」と介助場面における職員のストレスは大きく、今後の福祉離れにつながるのではないかという不安があります。給与面での待遇改善はする必要があると思います。
・発熱以外の症状に対して、自覚症状を感じたり訴えたりすることが難しい方々(障害者に限らず)への支援の難しさを感じました。