内容：

障害者支援施設の立場から

1.新型コロナウィルス感染防止のため、利用者は外出・外泊（帰省）ができず、非常にストレスがたまっています。

特に自閉傾向のある利用者は、いつもと違う物・違う行動でストレスがたまり、不安定になる。

例えば、いつも液体のハンドソープを使っているが、品切れで固形石鹸を置くと、その固形石鹸を砕いたり、トイレに流したりするような問題行動がみられる。

2.学校が休校の間、子ども・孫の世話をしなければならなくなり長期間にわたり休む職員が出てきた。３月～４月では１か月半、休んだ職員もいる。グループホームの食事の提供ができなくなり利用者の金銭的な負担が増え、他の職員の負担も増えた。

3.マスク・消毒液・手洗い石鹸が高騰し、なかなか納品されない。経営面で圧迫されかねない。

4.市が運営している健康長寿推進施設の軽食喫茶・清掃の委託を受け、利用者が作業を行っているが、新型コロナの感染拡大防止のため閉館となり、委託料が大幅に減額され、利用者が作業する場もなくなった。利用者の生活もあり、今まで通りとはいかなくてもある程度の作業工賃は払いたいと考えているので、他の作業への転換で対応している。また、委託料減額のため作業工賃は訓練等給付費を充てている。