施設名:社会福祉法人 清光会
部署名:なし
都道府県:なし
内容:
新型コロナウイルス感染症が原因で、福祉現場にて生じている問題について
利用者の立場として
・感染拡大防止の観点から事業所の利用自粛がうたわれ、自宅で過ごす機会が多くなった結果、虐待が疑われるケースの場合、発見が遅れてしまう事が懸念される。
・コロナウイルスに感染していても、味覚の異常等上手く伝えることができず、感染を確認するまでに時間を要してしまう。
・利用者本人が発熱し、PCR検査を要望したが、なかなか検査が実施されず、そのうち家族全員に発熱などの症状が生じ、利用者自身を介護するものがいなくなり、ヘルパー利用をしたが、ヘルパー自身も感染の恐怖の中、支援せざるを得なかった。
・児童に関しては何よりも、学校がいち早く休校、職員も自宅待機になり子どもたちや家族のことは全く考えられていないということ。
・障害のある子どもたちの居場所を放課後等デイサービスや学童のみに求めることは、感染防止という面において不合理であり、これまで「連携」を念頭において積み重ねてきた教育と福祉の現場での関係になんとなく違和感を残したように感じる。それぞれの役割が必ずあるので、そこを両輪で担っていく必要があるのではないか。
事業者の立場として
・国は日中活動系サービスについては、電話で安否確認をするなどを行うことにより、報酬の算定が可能とする措置を取っているが、短期入所や移動支援・日中一時支援などについては、利用自粛により利用キャンセルが相次ぎ、経営的に打撃を受けている。
・感染予防のための衛星品(マスクやアルコール)の入手が困難。衛生用品等の確保が できない中での運営。市場には出回りつつあるが、以前と比較し値段も高く、経費を圧迫している。PCR検査を受けた入所者がいた時、陰性の結果が2回出るまでの間、入所者を隔離しなければならず、防護服やフェイスシールド等の入手が出来ず、「陽性だった場合、感染してしまうではないか?」と不安であった。
・入所施設の場合、短期入所や日中一時等外部の利用者を受け入れることで、マスクなどが出来ない利用者も多く、感染のリスクが高まり不安が生じる。
・国からは、地域ごとに先生が放課後等デイサービスに入る等の対応を可能としていますが、それがしっかり行政や学校に伝わっていない。
・感染者が出た場合の対応予測が不十分だと感じる。
・このような緊急事態の際に事業所の運営が守られ安心して支援の提供ができるような仕組みが必要だと感じる。現場の努力のみでどうにかなることではない。