施設名:社会福祉法人 灯会
部署名:障害者支援施設 草笛が丘
都道府県:なし
内容:
利用者の方の生活制限として・・・
・ゴールデンウイークを含む週末帰省禁止。家族面会禁止。
・外部指導者による活動の休止(音楽・3B体操・リズムダンス・書道他)。
・検温・うがい・手洗い・手指消毒を念入りに行うことから日中活動時間の縮小と3密状態を作らない日中活動の工夫(棟別の閉鎖的活動)。
・日中活動はドライブや施設周辺散歩、中庭でのレクレーション等屋外での活動を主に。地域交流的活動の中止。
・3密状態を作らないための時間差による食事提供と食事の場所を細かく分ける(食堂・居室・フロアー・娯楽室・支援室等、また、間隔を2m以上取ることや向かい合わせで食べない。食事介助も同様)。
・余暇活動はドライブや人気のない公園散策程度、買い物は自販機限定で。
・施設行事・施設参加行事中止(親子遠足・ゆうあいスポーツ大会・ソフトボール大会・旅行等)
*上記内容での生活を現在も継続しており、利用者の方にとっては大変窮屈な自由の利かない生活となっている。特に週末の自宅帰省や家族面会、外出を禁止している事から、情緒的に不安定状態の方も多く自傷行為や他害行為に繋がっている。
支援現場職員として困ったこと
・出勤前検温、マスク使用、手指消毒は当たり前のこととして神経質な程行いながら仕事に従事しているが、同居家族の風邪等での発熱があった場合、その申告と同時にコロナを疑い休暇を取らざるを得ず、期間も14日間と長いため支援現場としてのシフトが組めない。また、家族の都合上県をまたぐ外出がどうしても必要であった場合も同様で、特にコロナ発症が多い県に入った場合は用心のため14日間休暇を取ることとなった。他、コロナウイルス感染予防対策会議とマニュアル作成、環境設備にかなりの時間を費やしており、このことも含め結局は利用者の方へのしわ寄せがいってしまった。
医務
【困った点】
・発生時の対応として、原則個室となっていたが、個室の確保が難しく、一部業者に入ってもらうまでの大掛かりな部屋作りとなった。
・施設内において、感染経路の遮断が難しい部分がある。
・利用者の方で手洗いができない方が多いため、職員が付いての手洗いを行うため時間がかかる。
・疑いのある方への対応で、可能な限り担当職員を分けることが、今の勤務状況の中で難しい。
・感染経路の遮断という意味で、火災避難時の確保問題。
・物品の購入…ガウン類が品薄で準備に困った。
・物品の不足 マスクについては、国からの配布等、また布マスク使用もあり何とかしのげているが、体温計が購入できず困っている。(1日頻回の測定のため)
・保険衛生費の出費が増えた。
・マニュアル作りや準備にかなりの時間がかかった。
【よかった点】
・コロナ疑いとしての再対応を行ってみて、再確認ができたことはよかったと思う。
・感染防止のため通院を控えているが、かかりつけ病院がよく相談にのってくれる。